ESGreen−NEO Q&A

13.なぜ,「芝」なのでしょうか?
ESGreen−NEOは,ほふく型グラウンドカバー,特に芝生を意識して開発された屋上緑化システムで,一般の屋上緑化に無い外断熱機能と複合一体化したシンプルなシステムです。

 (勿論,他の様々なガーデニング植物にも適用可能で,木本類や笹,竹等の強勢植物は,コンテナやプランターを用いて,屋上に適した抑制栽培をし,デッキ材,エクステリア等も含め意匠性を持たせることができます。)

では,何故芝を重視して開発されたのでしょうか。

屋上緑化には様々な目的・機能があります。設計や,リフォームの場合には,主たる目的を明確にし,最も適した方法を選択する必要があります。

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芝,特に,ほふく茎が複層のネット構造をつくる東洋シバの特長を最大限に御活用下さい。

@限られた屋上スペースでは,やはり開放的なスペースが欲しい。
(プランター,コンテナ,デッキ材,パーゴラ,各種エクステリアなどを利用して,更に空間に彩りを与えることで,開放的な芝面が一層引き立ちます。)

A上に乗って使える
芝生面は眺めるだけでなく,歩き,座り,寝転がってやすらげる,他では得られない能動的スペースを生み出します。
   ・リハビリに,体操に,くつろぎに−−−−−−心身の健康に。
   ・団欒に,サークル活動に,食事会に,イベントに−−−−人が集い来たり,コミュニケーションが図れる心豊かな場に。
   ・病院,介護施設,学校,公共施設など親族や仲間の和やかな一時を
   ・受動喫煙被害のない,喫煙スペースや,気分転換のラジオ体操・ストレッチ体操や,展望・深呼吸など,疲れた心身の気分転換に。
   ・芝生面は,蒸散力の強い芝の冷却効果により,この上無いクールスポットと安全な場を生み出します。
   ・商業施設等でお子さまも安心して遊べる快適スペースを−−−−−−−集客,サービス改善に
 ただ「眺めて美しい」から,より能動的,活動的な生活シーンの創造や,通年の省エネルギー   ・温熱環境改善などにより建物の付加価値の増大にお役立てください。
B温熱環境改善
 蒸散力の強い芝は,屋上面を潜熱により強力に冷やします。この為,最上階部では大きい温熱環境改善効果が発揮されます。
殊にESGreen−NEOは,この潜熱効果だけではなく,吸湿性の低いポリスチレンフォーム成型品を用いている為,断熱性能が高く,材料(ESGボード,ESGソイル,空気層)だけで,総合熱貫流抵抗(R値)は約2.5と省エネ法次世代省エネ基準2.0(第W地区)も充分にクリアーしています。(「熱貫流抵抗?」参照)

C風に強いコウライ芝屋上緑化
 芝,殊にコウライ芝で代表される暖地型芝は,複層のほふく茎により,強いネット構造を形成して,全面が一体化します。コウライ芝やノシバの屋上緑化が他の植物に比べて強風に強いのもこのためです。(春〜夏には芝ソッドの植裁直後,3ヶ月程度はソッド間のほふく茎の入れ込みが少ない為,強風が予測されたり,烏害があるところでは,この養生期間中だけ,臨時のネットをかけることもあります。また,10月には,日照が短くなり,ほふく茎の成長が抑制されるため,10月以降3月までは,強風が予測される地域では臨時ネットを上にかぶせておく方が安全です。)
D防水層の寿命延長に
 ESGreen−NEOを用いた芝の屋上緑化は緻密で蒸散力の強い暖地型芝を主として使うため,熱暑を遮り,屋上面を冷却し,また高度な断熱材による外断熱効果も発揮され,防水層の寿命を大幅に延長することが期待され大変経済的です。詳しくは, 防水層の劣化要因とESGreen−NEOによる劣化防止?の項をご参照下さい。

E長期安定生育性
 暖地型芝は,本来,耐久性がとても高い植物です。
これは環境への順応性が高く,また常にほふく茎が更新されていることによるものです。
 例えば,当社は直営のゴルフ場を持っていますが,ホール当たりのラウンド者数は県内でもトップを誇り,つまり,芝へのストレスは非常に大きいのですが,45年間植え替えもせずに,美しい芝面が維持されています。
 コウライ芝は本来何十年も持つ物なのです。

Fやはり,芝面は美しく,人の心を優しくしてくれます。
 中高木による屋上庭園や,芝以外の景観植物もまたいいのですが,重量が重くなり,景観を保つ為には,メンテナンスも大変であったり,能動的な利用が制約される面もあります。
その点,芝面は,その上を利用し,自然に直接触れ,人の心を明るく,穏やかに,開放的にしてくれる,他では代え難い価値を生み出します。
 確かに,メンテナンス費用はかかるのですが,他の植物と比較して,メンテナンス費用は未だ安いほうですし,芝ならではの場創り,能動的価値創造はメンテナンス費用をかけても余りあるものです。
 一面緑の空中空間,そしてそこで繰り広げられる様々な生活シーン,是非積極的に芝面を使って幸せな時を増やしていただきたい,それが私達の願いです。
(なお,当社ではESGreenトータルシステムとして芝面だけでなく,中低木や花,ハーブなどの空間を彩る植裁の為のオプションもご用意致しております。ご相談下さい)
G芝を中心としたESGreen−NEOシステムは,従来品以上に建物保護効果を発揮します。
@)屋上緑化による躯体保護効果
 芝を用いた屋上緑化で,国土交通省は17年経過後の躯体コンクリート面の劣化が,屋上緑化していない部分ではヒビ,炭酸化などが進行し,劣化が激しいのに比べて,屋上緑化部分では,殆ど進行していないことを報告しています。
 ESGreen−RfやESGreen−NEOシステムでは,断熱材と組み合わせることで,植生(土壌)面と防水層面を物理的に絶縁しているため,より大きい効果が期待できます。
A)屋上外断熱プラス緑化ESGreen−Rf,ESGreen−NEOの防水層保護効果
外断熱押さえ工法の場合の防水層の保護効果が報告されています。ESGreenシステムでは、更に高い保護効果が期待できます。詳しくは,「防水層の劣化要因とESGreen−NEOによる劣化防止?」をご参照下さい。
(*)興水肇他(NPO屋上開発研究会),「スカイフロントコーディネーター・屋上緑化講習会ハンドブック」(平成19年)他

《豆知識》 徒長の防止
 コウライ芝でも,徒長が生じるような養分過多の土壌,殊に「窒素の過剰な施肥は,シュート(芝の場合,直立茎)の成長を極端に促進するが,シュートの力学的支持組織は貧弱となり−−−気候的なストレスに弱くなり,病原性のあるカビと害虫とに対する感受性が高まって(被害を受けやすくなって)しまう。」徒長は一見育ちが良いように見えますが,あまり好ましいことではありません。
「貧栄養の生育地にのみ生きている植物は,効率を高める戦略をとる。生物的に厳しい環境条件下では,最も成功する戦略というのは高い生産性を避けることであり,成長を制限することで,全ての代謝プロセスの調和のとれた低下を成し遂げることなのである」とされています。
 芝の場合,環境ストレスが加わることによりほふく茎の節間を短くし,上方に伸びた直立茎や葉を短くし,直立茎の節間も短くなります。芝が育つ土壌空間の設計と,難分解性土壌配合により,適度な環境ストレスを加えることで,芝の順応反応を利用して繊密で矮性な芝面を創り出してゆき,メンテナンスを軽減してゆくのです。

屋上フットサルクラブのような過度で激しい使用用途には,芝は擦り切れてしまい,適切ではありません。このような場合には,当社では最高品質の人工芝システムを選定して取り扱っています。ご相談下さい。 


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